夏至はいつ?由来や日照時間と気温の関係は?

夏至っていつか聞かれてすぐ答えられますか?

私は、夏の初めあたりだったような?とあいまいにしか答えれません。

テレビの天気予報などで知る人も多いかと思います。

さて、今回は日本の夏至はいつなのか、そもそもどういった日なのかについて書いていきます。

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夏至ってどんな日?

夏至とは、一年で最も昼が長く、夜が短い日です。

昼が日の出から日没までが最も長いという事で、北半球では夏至はこのようになります。

反対に南半球で夏至の日に最も昼の時間が短くなる日です。
夏至と冬至の昼の長さは4時間くらい違うらしいです。

海外ではミッドサマーとも呼びお祭りがある国もあります。

日本での旧暦5月にあたり、毎年だいたい6月21日ごろです。

6月というとまだ梅雨が明けてない時期なので雨などが降っていたり曇っていると日が長いとは感じるのは難しいかもしれません。

実際、夏至の日だからといっても太陽が出ている時間が一番長いというわけではないのです。

太陽の動きと24時間(普段の1日)では“ずれ”があり24時間より多い日、少ない日があるのです。

また、夏至のとき北極では『白夜』といって1日中昼間であり、反対に南極では『極夜』といって1日中太陽が昇らない日です。
(冬至では北極が『極夜』で南極が『白夜』)

この現象は、地球の自転軸が公転軌道に対して23.4度傾いているために太陽が当たる時間がかわり、これが季節を生みます。

地球が傾いているおかげで、夏と冬で太陽の当たり方が変わり季節を感じることができるんですね。日本でよかったと思います。

 

夏至の由来

夏至は二十四節気からきています。
1年を24個の節気に分割したものです。
夏至や冬至はもちろん立春や春分は聞きなれているのではないでしょうか。

古代中国で考案された暦で、季節の変化と月の満ち欠けを基準にする太陰暦ではズレが生じ、年によっては1ヵ月程のずれるので、この二十四節気で季節の指標にしたのです。

中国を基準で考えているので日本の気候とズレが多少あるという指摘もあります。

どうやって夏至の日がわかるの?

二十四節気から夏至が来ているとお話ししましたが、二十四節気には決め方が2通りあります。
① 平気法
② 定気法

① 平気法では1年を均等に24分割するのに起点を冬至とし、15日ごとに季節を区分するやり方です。
しかし、これにはデメリットがあり、1年を均等に分割するため太陽の動き(実際の季節)とは異なります。

② 定気法は現在最も広く使われています。春分を起点とし、黄道を15度ずつに分けて太陽がそこを通過するときをそれぞれの節気としたものです。

定気法により、現在夏至その他の節気が決められています。
太陽黄経が90度の時が夏至であり、南中高度が最も高い位置にきた時です。
これによって、昼の長さが1年で最も長くなり、正午の影が短いという現象になります。

まあ影は普段どれくらいの影の長さがあるなんて図ってないのでわかりにくいですが、お子さんと前もって決めた位置、長さのものの影を測ってどれくらい違いがあるか調べてみるのも面白いかもしれません。

夏至に食べる食べ物の理由

関東地方
新小麦粉で作った焼餅を神に供える

この時期には小麦がたくさんあることから小麦で作ったお餅で五穀豊穣を願ったとされています。

関西地方
夏至から11日目の日(半夏生)にタコを食べる。

この時期が稲を植える田植えの時期でタコの足(8本)のように稲の根が深く張るようにという願いがこもっているものだそうです。

日照時間と気温の関係

疑問に思っている方も多いのではないかと思います。
普通に考えれば太陽が昇っている時間が長いのだからその分熱いような気もします。

しかし、夏至の時期と日本では梅雨が重なるためそれほど暑いと感じることがないかもしれないですね。
じめじめはしますが・・・・。

気温の上昇は太陽の高さだけでなく、太陽によって地面が暖められその空気が伝わることで気温が上昇します。

また、太陽が一番高く上る12時より13時や14時のほうが暖かいのはこれにより時間差が生まれるためです。

つまり、日本では梅雨が重なることもあり、気温が上昇しにくいこと、気温上昇には地面からの熱や空気もかかわるため、梅雨が明けてから8月ごろに最高気温となる時間差が生まれるということですね。

夏至の日まとめ

調べてみると私も知らないことがありました。これでいつ聞かれてもだいたい答えられるはず・・・。

南極や北極の白夜や極夜も行けるなら体感してみたい。
いつ寝て起きたらいいかわからなくなりそうですね。

ありがとうございました。