インフルエンザの検査と言えば、鼻に綿棒を入れられて痛い、苦しいなどのイメージが定着していることでしょう。
なぜ、その方法が良いのでしょうか?
なるべく痛くない様にする方法はないのか?
どのタイミングで検査してもらうのが一番良いのか?
寒くなってきて頭痛、熱が出る、関節が痛いなどの症状が出たらもしかしたら、インフルエンザかも?と思いますよね。
通常の風邪と違い、インフルエンザウイルスの感染力は強く、周りに移してしまうので早く検査してお薬を処方してもらう必要があります。
そこで今回は、気になるインフルエンザ検査についてまとめました。
Contents
インフルエンザ検査をする過程
インフルエンザかどうかは病院で専用の検査キットで調べる必要があります。
↓
12時間以上経過
↓
② 病院でのインフルエンザ検査実施
③ インフルエンザ陽性(+)→ 抗インフルエンザ薬
④ インフルエンザ陰性(-)→ 採血などの他検査の結果薬を処方
インフルエンザは通常の風邪の時とは違い、検査キットの関係上ウイルスの量が一定以上でないと陽性にならないことがあります。
なので、発熱してから12時間以上開けてから病院で検査してもらう事です。
せっかく病院に行っても早すぎて抗インフルエンザ薬を処方してもらえないことがあります。
インフルエンザ検査の方法
一般的に病院で行われているインフルエンザ検査は迅速抗原検出キットでインフルエンザかを診断しています。
これは、細長い綿棒を鼻の奥に入れて細胞を採取し、専用の液につけ、専用の検査キットに滴下して時間を待って判断します。
時間はその専用キットによっても異なりますが、5分~15分程度です。
迅速検査の利点
②保険適応であること
③インフルエンザA型、B型の判定ができる
④目視で判定できる
⑤検査キットによってはウイルス量が少なくても機械で増幅させて判定できるものもある。
なぜ、綿棒で鼻から採取する方が良いのか?
皆さん疑問に思っている方もおられると思います。
綿棒を結構な奥まで突っ込まれて痛い思いを経験された方も多いのではないでしょうか?
特にお子様などは嫌がる子が多いですよね。
では、なぜ綿棒で採取する方法が一般的なのでしょうか?
ざっくり簡単に言うとウイルスはあなたの細胞内で増殖します。
ですから、その細胞を取れないと迅速検査で陽性になってくれないのです。
痛い理由は擦過するために痛いと思う方もおられると思います。
鼻水ではだめなの?と思う方もいます。
正直できないことはないですが、インフルエンザが陽性になるかは怪しいですね。
検査がきちんとできないと意味がありません。
そして鼻水(鼻かみ液)を検体とする場合、病院側的には面倒です。
ビニールやナイロンなど鼻水が浸み込まないものを用意し、清潔にしなくてはいけません。
そして、鼻水が採取可能な患者かつ、鼻腔内(鼻の孔)が乾燥していないことが条件です。
鼻がかめない乳幼児や患者には使用できないのです。
なので、迅速検査キットとして一緒にある鼻腔用の綿棒でさっと採取して検査する方が良いのです。
検体別の陽性率(検査キットにより異なる)
鼻腔ぬぐい液 :80~90%
咽頭ぬぐい液 :60~80%
鼻かみ液(鼻水) :80~85%
以上の理由で鼻から綿棒を奥まで入れて細胞を採取して検査しているのです。
先生も嫌がられても心を鬼にしてしっかり綿棒を突っ込んでいるので恨まない様に!
インフルエンザ検査の痛くない方法とは?
「インフルエンザの検査は痛いもの」ですよね。
少しでも痛くない方法があれば試したいですよね。
鼻ではなく咽頭(喉の奥)に綿棒を入れて取る方法もありますが、検査の陽性率がガクンと下がるので通常しません。
鼻から綿棒を入れると痛い!
当たり前です!結構奥に入れますし。
では、少しではいたくない方法はないものか?
それは、
顔に力を入れない事です!
ただでさえ狭い鼻の中に綿棒を入れるのですから、
顔に力が入ると鼻腔(鼻の穴)が狭くなりかえって通りずらく余計に綿棒が痛くなります。
皆さん痛いと思って身構えますよね。
知らず知らずに顔に力が入っているのでむしろあきらめて先生にゆだねて楽にしておいた方が痛くなく済みます。
一瞬で終わりますしその間だけ肩の力を抜いて口を少し開けて顔(全身)に力を入れないことが一番です。
インフルエンザ検査をするタイミングは?
病院で使用する検査キットにもよりますが、一般的なものだと十分なウイルス量がないと検知できないというのがあります。
大体、発熱してから1日程経った方がより確実でしょう。
2日(48時間)経つとウイルス増殖がピークに達ます。その前に検査して抗インフルエンザ薬を投与するとより薬の効果を発揮します。
とはいえ、インフルエンザを疑う症状の時は辛いですよね。
ひどい時はウイルス量がまだないから・・・。とは考えずに早く病院へ行きましょう。
場合によっては点滴を打つこともあります。
インフルエンザ以外の病気の可能性もあります。自己判断で対処せず、病院へ受診しましょう。
12時間以上48時間未満で病院へ受診しましょう。
早い段階でもウイルスを検知できることもあります。
前に勤めていたところでは機械に通して、まだ十分ウイルスがなくても印を付けてウイルスを検知できるようにするものもありますし、ウイルス感染細胞が十分擦過できていれば一般的な迅速検査キットでも検知可能です。
検査キットによるところが大きいかもしれませんね。
インフルエンザ検査の値段は?
私は(3割)検査自体の値段は1250円でした。それに加え、その病院の初診や再診料、薬代などが入ります。
去年インフルエンザで検査してもらい血液検査と薬で4000円超えてしまいました。
ゾフルーザという1回飲んだらよい錠剤にしたのでそれが高かったです。1500円くらいですだいたい。
しかし、翌日には仕事に行けるくらい元気になってビックリしました。効果てきめんでしたね。
しかし、ゾフルーザが効かないインフルもあるようです。
医師と相談してきちんと飲める抗インフルエンザ薬を処方してもらいましょう。
粉タイプは留めておくのが難しいですし、飲めているのかよくわからないですよね。
みんな錠剤になればいいのにと思います。
最後に
インフルエンザ今から流行ります。しっかりまずはうがい手洗いを徹底することです。
そして、症状がひどい時(意識朦朧、高熱など)の時は迷わずに病院へ行きましょう。他の病気のこともあります。
そして、インフルエンザの検査をするときは、顔(体)に力を入れずにゆだねましょう。
なかなか難しいとは思いますが、痛くない方法はこれです。
インフルエンザと診断されたら、加湿をして薬をしっかり服用し、安静にしましょう。