お正月になると年賀状や書初めなどを書く機会があると思います。
【謹賀新年】など毎年マンネリ化していて他にも縁起の良いお正月にピッタリな言葉があるはずです。
学校などでは書初めを宿題として出しているところもあるようで、なんて書くか迷いますよね。
会社などでも今年の目標として頑張りたいことなどを書くのも良いですね。
そこで今回は年賀状・お正月・書初めなどにピッタリな言葉を集めて一覧にしてみました。
ぜひ、今年も一年頑張れるような言葉を見つけてくださいね。
急に書初め道具が必要になった方向けにセットになっているものもあります。
Contents
お正月・年賀状・書初めにおすすめ縁起の良い文字
寿(ジュ・ことぶき)
めでたい事。祝いの言葉や儀式、命が長い事をさします。
慶事の時に使う漢字です。
昔は「壽」の漢字でした。漢字の組み合わせで、「畝の間に器を置き、長生きをお祈りする場面」を表現しているそうです。
賀 (ガ・いわ(う))
喜んだり祝ったりすること。祝福すること。ねぎらう。ほめる。物を贈り祝福するなどの意味があります。
「加」に「貝」を組み合わせることで「豊作の儀礼」「新しい命を祝う儀式」を表現したため、めでたいいっみを持つようになったそうです。
福(ふく)
運の良いこと、幸運を意味しています。
幸福・祝福・至福などお祝い事やめでたい事に使われます。
吉(キチ・よし)
縁起が良い事。めでたいことを意味しています。大吉・吉祥など使われます。
芽(ガ・き(ざす)・め)
草木の芽、芽ぐむ、始め、起こりなど。
物事の始まる最初の動き。兆しをさしています。
生命の始まり。成長や可能性の芽が育ち、輝かしい未来をイメージさせる漢字です。
幸(さち・しあわ(せ))
幸せであること。幸せそのもの。幸福を意味します。
海の幸・山の幸ともいうように海や山でとれる食物もさします。
縁(エン・えにし・ふち・へり・よ(る))
つながり、関係・めぐり合わせ、衣服のふち飾りなどの意味があります。
2つ以上の物のかかわりを意味しています。慶事の時に使われ、良縁、縁故、復縁などに使われます。
慶(ケイ・よろこ(ぶ))
祝う、喜び事、めでたいことを意味しています。
喜ばしいこと。幸せに満ちていること。縁起が良い。
愛(アイ・いつく(しむ))
愛する、いつくしむ、仏教用語で登場する「十二因縁」の一つでもあり、キリスト教で神が人類に幸福を与えることなど。
人に慈しまれること。人に愛される人生・未来をイメージさせる。
喜んだり祝ったりすること。祝福すること。
薫(クン・かおる)
香草、かおる、転じて、徳の力で善に導く、穏やかな様子などの意味があります。
自分の徳で他の人を感化することを「薫陶(クントウ)」や「薫化(クンカ)」と言います。
お正月・年賀状・書初めにおすすめ縁起の良い二文字
吉祥(きっしょう、きちじょう)
「おめでたいことや良いことが起こる前兆」のことをさします。
「吉祥結び」もあるように、平安や健康、幸福、良い兆しという意味を持ち、祝い事の飾り紐などでも古くから使われます。
百福(ひゃくふく)
「たくさんの幸せ」や「幸せに満たされていること」という意味です。
「福」の字を100字集めた【百福図】を掛け軸などにして家に飾ると特別な福がもたらされると古くから信じられてきたそうです。
万福(ばんぷく、まんぷく)
「数えきれないほどの多くの幸せ」という意味です。
人の健康を祝う時にもいうそうです。
景福(けいふく)
「非常な幸福」や「大きな幸福」という意味です。
福寿(ふくじゅ)
「幸福で長命であること」という意味です。
「福」と「寿」どちらも縁起の良い漢字としてもつかわれています。
福始(ふくし)
「幸せの始まり」という意味です。
新年から幸せが始まる予感のする縁起の良い言葉です。
飛翔(ひしょう)
読んで字のごとく、「空へはばたくこと、空高く飛びめぐること」の意味です。
飛躍(ひやく)
「大きく高く飛ぶこと、大きく発展して活躍する事」の意味を持ちます。
「今年は飛躍した年にします」などの目標にも使われます。
楽天(らくてん)
「悩まず、天が命ずるままに楽しみ暮らすこと」という意味です。
ネット通販の楽天のイメージが強いですが、自分の境遇を天の与えたものとして受け入れくよくよしないで人生を楽観する事。この意味を知ったとき自分に一番当てはまると思いました。
なんで自分ばかり嫌なこと思いをするのだろうと思っていましたが、困難を超えていけ!という意味なのかな?と思うようにしようと思います。
豊楽(ほうらく)
「物資が豊かであり、豊かさの中で人々が日々を楽しむこと」の意味があります。
福籠(ふくろう)
「幸せを籠に入れて、逃がさない」という意味。フクロウともかけた言葉です。
頌春(しょうしゅん)
「新年をほめたたえること、賀春」を意味しています。
主に年賀状で使われます。
祝賀(しゅくが)
めでたい事として喜び祝う事を意味します。
祝賀会などで使われます。
大志(たいし)
大志をいだく。と使うように「大きな志・将来に対する遠大な希望」という意味があります。
希望(きぼう)
あることの実現を望み願う事です。皆さんもこうなってほしいと色んな希望をお持ちのことと思います。
お正月・年賀状・書初めにおすすめ縁起の良い四字熟語
新春万福(しんしゅんばんぷく)
「新年、万福には数えきれないほどの幸せ」という意味で、新年に多くの幸せがありますようにという願いが込められた言葉です。
長楽萬年(ちょうらくまんねん)
「長楽には楽しみが長く続くこと、萬年にはいつまでも変わらずに」という意味です。
楽しいことが長く続き、新年から良いことが起こるという素晴らしい意味なんですね。
鶴寿千歳(かくじゅせんざい)
鶴寿には長生き、長寿という意味があります。千歳には千年、長い年月という意味があり、つまり、「鶴のように長生きして下さい」という願いが込められています。
迎春万歳(げいしゅんばんざい)
「新年を迎えた喜び」という意味です。年賀状でよく使われる言葉ですね。
笑門来福(しょうもんらいふく)
「いつも笑っていれば、自然と幸福が訪れる、幸せがやってくる」という意味ですね。
「笑う門には福来る」を短く表現した言葉でもあります。
「笑顔でいられるよう幸福をお祈りします」という意味もあります。
慶雲昌光(けいうんしょうこう)
「めでたき雲に美しいさかんな日の光」という意味です。
慶雲にはめでたいことの前兆となる雲のこと、昌にはさかんや美しいという意味があります。
幸福をお祈りしますという意味も含まれます。
春風致和(しゅんぷうちわ)
「春風に乗って、和やかな気が満ちてくる」「人々の心が温和で、世の中が平和な様子」という意味です。
春風は字のごとく春吹く風のこと、致には目指すところまで届ける、至らせるという意味があります。
春風得意(しゅんぷうとくい)
「仕事や出世にこれといった問題がなく順調なこと」です。
ぜひこうなってほしい私です。
「得意」というのは願い通りに物事が運ぶことです。
一期一会(いちごいちえ)
「一生に一度だけの機会」や「一生に一度だけあること」の意味があります。
一生に一度として考えて、物事に専念する。
今日という日は再びなく、今日の私は、明日の私ではないのだぞ。<舟橋聖一・花の生涯>より
千客万来(せんきゃくばんらい)
「客が絶えずやってくること」です。
千や万は数が多いことの例えです。来客が多いさまや、繁盛しているお店の様子をいう言葉です。商売をしているところはぜひこのような状況になってほしいところですね。
一粒万倍(いちりゅうまんばい)
「ほんの少しの物から大きな利益を上げることのたとえ」であり「小さなものでも粗末に扱ってはいけないという戒め」です。
一粒の種から万倍もの穂を実らせ、収穫を得るという意味です。
宝くじなどでよく見かけますよね。
精励恪勤(せいれいかっきん)
「力の限り熱心に励むこと」です。
精励とは全力で物事を行うこと、恪勤は真剣に物事を行うという意味です
力の限り学業や仕事に励むという事ですね。
書初めなど目標として書くのもいいと思います。
一簣之功(いっきのこう)
「仕事が完成する前の最後のひとふんばりの努力のこと」や「仕事を完成させるために積み重ねる一つ一つの努力が大切である」という意味
商売繁盛のために努力しているときに使う言葉です。
福徳円満(ふくとくえんまん)
「幸福や財産に恵まれ、満ち足りていること」の意味があります。
「福徳」は幸福と利益、「円満」は満ち足りているという意味です。
前途有望(ぜんとゆうぼう)
「将来に大いに見込みがあり、活躍が期待されること」を意味しています。
「前途有望な若者」という風に使います。
書初めなどに使われます。
大願成就(たいがんじょうじゅ)
「大きな望みがかなうこと」を意味します。そのままですね。書初めに使われます。
大安吉日(たいあんきちじつ)
旅行・結婚など物事を行うのにもっとも縁起のよいとされる日です。書初めで使われます。
前途洋々(ぜんとようよう)
「見通しが明るく、将来が有望に満ちていること」を意味します。
先行きが開け、未来に希望が持てるさまのことです。
書初めに使われます。
最後に
縁起の良い言葉はこれだけではなく、たくさんあります。年賀状やお正月に使うお祝いの言葉や書初めに使える言葉、それ以外でも使える縁起の良い言葉がたくさんあります。
他にもありますので、あとは色んな辞書などで調べてみてください。
新ためて勉強になりました。
「楽天」と「春風得意」が個人的にお気に入りになりました。
これを胸に日々頑張りたいものです。