ワリエワは心臓の薬を飲んでも体は大丈夫なの?ドーピングで引っかかる市販サプリ7選!

ワリエワ選手はフィギュアスケートでドーピング問題で今注目選手です。

ワリエワ選手は祖父の心臓の薬を誤って飲んでしまったという弁明をされていましたが、

健康な人が心臓の薬を飲んでも大丈夫なのでしょうか?

15歳の未成年で健康な人が心臓の薬を飲むことは体にダメージがないのでしょうか?

また、

ドーピングになってしまう市販のサプリや薬など

スポーツ選手が日頃から気を付けておくべき成分を紹介します!

ドーピングをすることはよくない事だとは思いますが、15歳の少女がドーピングをするのも疑問が残ります。

各国からの非難で精神的ダメージが計り知れない中、ドーピングは無効化されているようなものだと思います。

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Contents

ワリエワ選手は心臓の薬を飲んでも体は大丈夫なの?

ワリエワ選手が祖父の心臓の薬を飲んでしまったことで、

今回ドーピング検査に引っかかってしまったようですが、

健康な人が心臓の薬を飲んでも大丈夫なのでしょうか?

ワリエワ選手の検体から検出された心臓の薬の成分は「トリメタシジン」です。

トリメタシジンの作用は、冠状動脈を拡張させ血流を良くする薬です。

通常は、狭心症や心筋梗塞などで使用される薬ですが、日本ではあまり一般的な薬ではないようです。

トリメタシジンの作用で血管を拡張するとどんなメリットがあるかと言うと、

①血流を増やし、心肺機能の向上

②持久力を向上し、パフォーマンスを改善

という作用が考えられるそうです。

しかし、この薬は「狭心症」や「心筋梗塞」で使用する薬です。

健康なワリエワ選手が服用すると、メリット以上にデメリットが考えられるそうです。

トリメタシジンの作用で考えるデメリット

①頭痛

②ふらつき

③食欲不振

④低血圧

などの副作用を引き起こす可能性があるようです。

成長期である15歳のワリエワ選手がこの薬を飲むことはより副作用が起こりやすく影響が出やすいと考えられます。

トリメタシジンは血管を拡張する作用があるので、血流に問題ない健康な人が服用すると

脳や他の血管も拡張され血流の勢いが落ち、低血圧になる可能性があるようです。

長期間、低血圧を繰り返すと、血液循環が悪くなり「狭心症」「心筋梗塞」などを引き起こすこともあるようです。

ワリエワ選手のように未成年者だと副作用のリスクは高くなるのです。

心筋梗塞での死亡率も高く、低血圧によってショック状態を引き起こし臓器不全を起こす場合もあり、

心肺機能を向上させるメリットよりも、デメリットの方が多く自分から服用しているとは考えにくい様に感じました。

 

 

ワリエワ選手がドーピングで引っかかった成分は何?

ワリエワ選手がドーピングとして引っかかった成分は、トリメタシジンです。

先に述べたように、トリメタシジンは心臓の薬。

他の成分は、ハイポキセン、L-カルニチンという成分です。この2つはどちらもビタミン剤です。

Lーカルニチンはサプリでもよく見かけますよね。

ダイエットサプリでは必ずと言っていいほど入っている成分です。

今回、ワリエワ選手はサンプルと比較して200倍という常時服用していたのではないかと疑う数値です。

体の方が心配ですね。

副作用のリスクを犯してまで心肺機能向上を図る目的があったのでしょうか?

いずれにしても15歳の少女が自分で服用開始したとは考えずらいと私は思います。

 

 

ドーピングで引っかかる市販サプリ薬はどれ?

ワリエワ選手がドーピングで引っかかった成分であるトリメタシジンですが、

服用後、数日間は尿中の数値は高いままだそうです。そのため、競技中以外でも服用禁止です。

また、他の可能性として、「片頭痛の薬」ロメリジンという成分が体内で分解される際にトリメタシジンに変化するようです。

そのため、尿中からトリメタシジンが検出された際は、

ロメリジン由来のものかを追加検査する必要があるそうです。

片頭痛の薬のロメリジンは禁止されている薬ではありません。

しかし、体内に入ると分解される段階で禁止薬物成分に変化してしまうので注意です。

それでは、

ドーピングに引っかかってしまう市販のサプリや薬はどんなものがあるのでしょうか?

①風邪薬・咳止め

②アレルギーの薬・花粉症の薬

③喘息治療薬

④漢方薬(麻黄・ホミカ・(ストリキニーネを含む)海狗人(カイクジン)・麝香(ジャコウ))

⑤筋肉増強サプリ

⑥脂肪燃焼サプリ

⑦ダイエットサプリ

などです。

ドーピングとして禁止されている成分は「男性ホルモン系」「筋肉増強系」「ステロイド」などが多いですが、病院で処方される薬やドラッグストアなど市販で買える薬やサプリメントの中に多く含まれています。

特に海外製品のサプリなどは注意が必要だそうです。

どこでも売られている薬やサプリの中にドーピングとして禁止されている成分がしっかり配合されているようです。

そのため、アスリートたちはスポーツファーマシストなど薬剤師に相談したり自分が口にするものには細心の注意を払っているそうです。

 

ワリエワ選手が飲んだ心臓の薬やドーピング引っかかる市販サプリ薬まとめ

ワリエワ選手が飲んだ心臓の薬であるトリメタシジンが200倍も検出されたのに失格になっていない事で各国から非難の声が上がっています。

15歳の少女を守る措置だったのかも知れませんが、許可したことで世界中から非難の声が彼女に集中することは明白でした。

逆境の中、演技をやりきった彼女の精神力はスゴイとしかいいようがありません。

この一件で、ドーピングがいかに日常的に摂取しやすいものなのか分かりました。

気軽に食事や薬・サプリを飲めないというのは厳しいと感じました。

こんなにも身近に禁止薬物があることが今回学べました。

ワリエワ選手が飲んでしまったという祖父の心臓の薬が後々に健康被害を起こさないように祈るばかりです。

未成年の成長期にこのような薬を飲まされていた?のかは不明ですが、パフォーマンス以上にデメリットが大きすぎて体が大丈夫なのか心配です。

副作用のリスクも上がるので、もし飲んでいる(飲んでしまった)のなら、必要ない薬は飲まずにいて欲しいですね。