海外FXを利用する上で気になることと言えば『スプレッド』です。
「聞いたことはあるけど…」や「何となくしか分からない」といった方も多いかもしれません。
そこで今回は海外FX スプレッドについて詳しく解説していくので、是非参考にしてみてください。
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海外FX スプレッドとは?
スプレッドとは、簡単に説明すると「売値(BID)と買値(ASK)の価格差」です。
FXのチャートや注文画面を見ると売値と買値どちらも表示されており、同じタイミングでも売値と買値で価格差が発生しています。
例として米ドル/円の場合、売値が120.500円で、買値が120.510円の場合は、差額の0.010円(1pips)がスプレッドとなります。
この価格差をスプレッドと呼び、FX取引の実質的な手数料となり、これは新規注文をするたびに毎回発生します。
そのため新しく注文し、ポジションを保有した瞬間から少しのマイナス損益からスタートするのは、このスプレッドという手数料が引かれた状態から取引が始まるためです。
国内FXより海外FX スプレッドは広い
国内のFX業者と、海外のFX業者ではスプレッドにも違いがあります。
国内FXの利用経験がある方だと、海外FXのスプレッドが広すぎると感じてしまうかもしれませんが、その違いの理由を解説します。
海外FXはNDD方式を採用している
海外FX業者は、NDD方式と呼ばれる投資方法を採用しており、スプレッドも「変動スプレッド制」となっています。
NDD方式とは、投資家からの注文を直接インターバンクの為替市場に流しています。そしてスプレッドの手数料によって利益を得ています。
そのため、為替市場の流動性によりスプレッドを変動させることにより最大限の利益を得られるようにしている仕組みです。
国内FXはDD方式を採用
一方国内FX業者は、DD方式と呼ばれる投資方法を採用しており、スプレッドは「原則固定スプレッド制」となっています。
DD方式は、投資家からの注文を直接インターバンクの為替市場には流さずに、FX業者が「のみ」の取引をしています。
つまり、投資家とFX業者の一対一の取引をしているというわけです。
そのため投資家の損失がそのままFX業者の利益となります。
FXは10人に9人が負けると言われているほど利益を得続けるのは難しいため、手数料であるスプレッドを狭く設定することが可能というわけです。
海外FX スプレッドは業者により様々
そんな海外FXでも業者によってスプレッドの狭さが違います。
海外FX スプレッドの広い業者と狭い業者の違いを解説します。
スプレッドの広い業者の特徴とは
海外FX スプレッドが広い業者の特徴は、「ボーナスが豊富」だという点です。
日本人トレーダーにも人気の高いXMTradingも、スプレッドは広めのFX業者です。
しかしXM スプレッドが広くても人気の高い理由は、「口座開設ボーナス」や「入金ボーナス」の豊富さからです。
このように、豪華なボーナスやキャンペーンを開催している海外FX業者は、その分スプレッドが広めに設定されている特徴があります。
そのため初心者トレーダーや、少ない資金から投資を始めたい人に選ばれています。
スプレッドの狭い業者の特徴とは
逆にスプレッドが狭い業者の特徴は、取引環境が良い点です。
口座開設ボーナスや入金ボーナスなどの豪華なキャンペーンを開催しない分、スプレッドを狭く設定して取引コストを少なくしている業者が多いです。
そのため始めたばかりの初心者よりも、取引回数の多い中上級者向けの業者とも言えます。
まとめ
FX取引をする上では必ず気にしなければならない「スプレッド」について解説しました。
海外FX スプレッドを正しく理解し、自分に合ったFX業者を選ぶことはとても大切です。
まずは自分が取引したい通貨ペアのスプレッドを確認して、納得した上でトレードしましょう。