夜になると咳がひどくなって眠れない!なんて経験ありませんか?
寝ようと思ったのに!イライラと止まらない咳・・・。
コレってもしかして喘息?や呼吸器系の病気ではないかと不安になりますよね。
今回は夜になると止まらない咳で眠れないそこのあなたへ原因と対処法をまとめてみました。
早く、眠れるといいですね。
では早速書いていきます。
Contents
咳ってなんで出るの?
そもそも咳は体を守るために持っている防衛機能です。
肺に酸素を取り込むにあたり、埃や風邪をひいたとき、ウイルスなどなんらかの異物が入り込んだ時、それらを出そうとして咳が出るんです。
咳は大事な体の防御機能なんです。
また、咳には種類があるんです。
咳の種類
分類には、「咳がどれくらい続いているか」「痰が出るかどうか」によりわかれます。
咳が続く期間の分類(咳嗽に関するガイドラインより)
①急性咳嗽(きゅうせいがいそう)・・・3週間未満
②遷延性咳嗽(せんえんせいがいそう)・・3週間以上8週間未満
③慢性咳嗽(まんせいがいそう)・・・・8週間以上
痰が出るかどうかの分類
①湿性咳嗽(しっせいがいそう)・・・喀痰が出る咳
②乾性咳嗽(かんせいがいそう)・・・喀痰が出ない咳
*喀痰:黄色い塊のようなものです。
夜に咳が止まらなくなる理由
昼間はそこまで咳が出ないのに、寝ようと布団に入ると咳が止まらなくなるのはなぜでしょうか?
私は横になるとより埃などが気管に入るからだと思っていました。
夜になると咳が出る理由があったんです。
それは、交感神経と副交感神経によるものです。これらは自律神経です。
交感神経の役割は、気管支平滑筋は交感神経の刺激で弛緩することで他にはこのように様々な役割があります。
交感神経の支配
気管支の収縮
消化液の分泌抑制
膀胱拡張
汗腺の分泌
血圧の上昇
心拍数増加
排尿筋の弛緩 などがあります。
これらの働きで昼間の活動がしやすくなっています。
また、副交感神経は体がリラックスしたときに働きます。
睡眠中は副交感神経が優位になるという事です。
副交感神経は交感神経とは反対の働きをします。
夜になると咳が止まらなくなるのは副交感神経が原因のようです。
原因は副交感神経が気管を締め付け気管内径が狭くなる(喘息の状態)にしてしまうことです。
これにより、気管や気道が過敏になり咳がひどくなるようです。これを『気道過敏症』といいます。
また、アレルギーも夜になると起こりやすい傾向があり喘息や鼻炎、鼻水が夜にひどくなることが多いと言われています。
横になると喉に鼻水が流れ込みそれがまた刺激になって咳が出ます。
夜や明け方は気温が低くなることで気管支が収縮し咳が出る原因にもなっています。
咳を止めるには?対処法は?
とりあえず、今すぐ止めたい咳に家でできる簡単な方法を紹介します。
ただし、咳がひどくあまりにも長く続く場合は病気が隠れている場合があるので迷わず病院へ受診してください。
喉を乾燥させないこと!
暖かい飲み物を飲んで潤す
喉が乾燥すると咳が出るので、咳を止める飲み物を飲んでみましょう。
冷たい飲み物は気管を刺激してしまうので、暖かい飲み物で喉を加湿し咳を止めます。
喉に効くものとして
はちみつ
はちみつをお湯や紅茶に入れて飲んでみましょう。
ハーブティー
カモミール、ユーカリなどはのどの痛みを抑える効果があります。
緑 茶
カテキンには殺菌作用があります。
ショウガ
ショウガオールという成分が殺菌作用があり、また体を温めてくれます。
その他
ゆず、黒豆、大根、レンコン、ネギがあります。
マスクをして乾燥させない
マスクをつけて呼吸をすると息が水蒸気を生み加湿器の役割をはたします。
横向きに寝ると気管が広がりやすくなるので咳が止まりやすくなります。
迷わず病院へ行きましょう
これらの方法をしても治らない、収まらない場合、また長期間続く場合は迷わず医療機関へ受診をしましょう。
咳についてまとめ
夜に出る咳についてまとめてみました。
様々な方法がありますが、喉を乾燥させないということは共通してますね。
早く咳が収まって寝れるといいですね。
今回も長文ありがとうございました。