コンプライアンスの意味って何?正しい使い方を解説!違反事例とは?

皆さん、コンプライアンスって聞いたことがありますか?

どういう意味かきちんと説明して!と言われたら答えられますか?

英語はよくわからない私ですが、もはやこれくらいの英語は社会に必須で、よく使います。

何となく雰囲気で会話してみたものの、後でスマホで意味を調べる・・・。みたいなことになっていませんか?

とかいう私も説明できなかったので記事にしました。((笑))

きちんとした使い方、意味を知っていればきっと会話もスムーズになるはずです!

今更、上司や同僚にどういう意味か聞けないそこのあなたに解説していきたいと思います。

Contents

コンプライアンスはどういうときに使う?

新入社員が入ってきてあいさつなどで
「コンプライアンスの教育を徹底しましょう」
「コンプライアンスの体制を確立しましょう」

営業では、
「この会社はコンプライアンスを徹底している経営をしています」
ニュース番組などで、会社に不祥事があったときなどは
「社員にコンプライアンスの徹底がされていなかった」
などの非難される場で使ったりと様々です。

何となくでも重要視されているのがわかりますよね。
ではコンプライアンスの意味とは何でしょうか?

コンプライアンスの意味

コンプライアンス(compliance)

① 法令遵守(ほうれいじゅんしゅ)
② 命令、要求などに従うこと

現在使われている意味としては、「法令や社内規定、モラルなどに従います」という意味になります。

ですので、今使われているコンプライアンスの意味は

① 法令を強く守る
② 社内ルールを守る
③ モラルや倫理を守る

といった意味だと理解してください。

コンプライアンスの法令以外の決まりも守りますというところはポイントで、「法令違反ではないから良い」ではなく、きちんとルールを決めて不正防止をし、後ろめたいことはせずに会社を守ろう!というものですね。

法令

国や行政が制定する命令の総称。名称にかかわらず拘束力のあるものすべてを含む。

社内ルール

会社の規則、業務の手順、マニュアルを作成し、社員に徹底して守らせる。

モラル・倫理

法令には定められていないが、社会的には必要な倫理規範や道徳規範のこと。
時代とともに変化していくことがあるので注意が必要。

具体的な使い方

コンプライアンスの意味

① 法令を強く守る
② 社内ルールを守る
④ モラルや倫理を守る

【例文】
・「私たちの企業はコンプライアンスを大事にしています。」
(私たちの企業は法令、社内ルール、モラル・倫理を守ることを大事にしています。)
・「コンプライアンスの教育を徹底しましょう」
(法律・社内のルールの教育を徹底して行いましょう。)
・「コンプライアンスの体制を確立しましょう」
(決まり事、ルールがうまく運用できるようにしっかり定めましょう)
・「この会社はコンプライアンスを徹底している経営をしています」
(この会社は法令や社内ルールを守ることをっ徹底した経営をしています)
・「社員にコンプライアンスの徹底がされていなかった」
(社員の法令・社内ルールを守るという事が出来なかった)

コンプライアンスが重要視される理由

コンプライアンスという言葉がよく聞くようになったのは、企業で起こった不祥事や隠ぺいが多くなってきたことがあげられます。
企業の信頼が揺らぐようなことがあれば、当然経営の危機に陥り、「倒産」という事もあり得るのです。

「ルールを守る」という事が重要だと再認識され始めているのです。

コンプライアンスがしっかり運用している企業は、「信頼できる優秀な企業」だと見られます。
取引先や消費者側から信頼を得る事により、業績向上、株価安定など企業の価値が上がることにも繋がります。

コンプライアンスが無い会社だと認知されてしまうとどうでしょう?

皆さんはそんな会社に就職したい、取引したい、物を買いたいと思うでしょうか?

そういったことで上記でいったようにコンプライアンスが崩れることで信頼をなくし、「倒産」に追い込まれるのです。

会社を生かすも殺すもあなたのコンプライアンス次第かもしれませんね。

コンプライアンス違反倒産

株式会社帝国データバンクによると、コンプライアンスを違反したことによって倒産した会社は2018年度では3年ぶりの増加で「資金使途不正」は過去2番目の高水準になりました。

2018年度:233件倒産
内訳:
粉飾(73件)
詐欺・横領(59件)過去2番目の高水準
業種別:サービス業(56件)高水準
卸売(48件)
建設(39件) などなど・・。

違反事例はこんな事

コンプライアンス違反はどんなものがあるでしょうか?
例えば、脱税、横領、偽装、ハラスメントなどです。
聞いただけで一気に会社の信頼が下がりそうなワードですよね。

4大コンプライアンス違反はコレ!

① 不正経理(粉飾・脱税など)
③ 偽装(検査データの偽装や食品産地偽装など)
④ 情報漏洩(顧客の個人データ流出)
⑤ 労働時間管理(社員の労働時間を不適切に行っている)

どれも良く耳にしている違反ですよね。

企業の偉い人達が頭を下げて会見をしているというのを見たことがある人も多いのではないでしょうか?

まとめ

コンプライアンスについて何となくでもわかりましたでしょうか?
簡単に言えば、「ルールを守る」という事です。

大きな違反をしてしまうと「倒産」されるところも少なくありません。

自分の職を守るためにも、個人個人がコンプライアンスを把握しておかなくてはいけません。
一度、信頼をなくしてしまえば取り戻すのには大変な時間と労力、努力が必要です。

ご自分の会社のコンプライアンスを確認しておきましょう!
カタカナ英語が多くなりつつあるので時代に対応していきましょう。