|
|
Contents
血液製剤テスト対策! これで輸血製剤は完璧!
- 正しいものに〇誤っているものに×
- 同種血液輸血では成分輸血がほとんどである 〇
- 改正薬事法によって安定供給の確保が守られている ×(新血液法)
- 原料が動物由来製品のものを特定生物由来製品という×(生物由来製品)特定生物由来製品には、(人からの抽出物)
- 3日間に歯科治療(歯石除去を含む)を行った場合、献血はできる。(できない)
(出血をともなう歯科治療を行った場合、口腔内常在菌が血液中に移行する可能性があるため)
- 今までに輸血を受けたことがある場合でも、献血はできる(できない)
(輸血によって、現在の検査方法では検出できないウイルスや未知のウイルスの感染が起こった可能性を考えての制限である)
- vCJDはBSEの病原物質である異常プリオンが原因である。〇
変異型クロイツフェルトヤコブ病(vCJD)
(全身の不随意運動と急速に進行する認知症を主徴とする中枢神経の変性疾患。)ヒツジ・ウシなどの伝達性海綿状脳症(BSE)の病原物質である異常プリオンが食物を介してヒトに伝播した際に生じる病態。
7.血液製剤のNATはHBV,HIV,CMVのウィルスを検出している。×(HCV)
8.血液検査の感染症検査では、HYLV-1-Abを検査している。×
検査項目
・血液型検査(ABO・Rh・不規則抗体スクリーニング・一部HLA)
・感染症検査(梅毒・HBs抗原・HBc抗原・HCV抗原・HIV抗原、HTLV‐1抗原・ヒトパルボウィルスB19抗原)
9.白血球除去フィルターに血液製剤を通すことで、GVHDが予防できる。(できない)放射線照射 (15Gy以上50Gy以下)で予防する。
10.白血球除去フィルターに血液製剤を通すことで、発熱が予防できる。〇
LR=白血球を減少させる
・白血球による輸血副作用低減(発熱・TRALI)など
・HLA抗体産生予防
・CMV感染低減
200ml献血より、400ml献血が必要な理由は?
少人数の献血者の血液を使用する方が血液を介する感染の危険性も少なく、体への負担が軽いから。
次の血液製剤をスペルで書け。
- 人全血液―LR「日赤」WB-LR
Whole blood leukocytes reduced
- 赤血球濃厚液―LR「日赤」RBC-LR
Red cells concentrates leukocytes reduced
- 洗浄赤血球―LR「日赤」WRC-LR
Washed red cells leukocytes reduced
- 解凍赤血球―LR「日赤」FTRC-LR
Frozen thawed red cells leukocytes reduced
- 合成血―LR「日赤」BET-LR
Blood for exchange transfusion leukocytes reduced
- 新鮮凍結血漿―LR「日赤」 120、240、480 FFP-LR
Fresh frozen plasma leukocytes reduced
- 濃厚血小板「日赤」PC
Platelet concentrate
- 濃厚血小板HLA「日赤」PC-HLA
Platelet concentrate HLA
MAP液の有効期限は採血後42日間で成分と働きを記せ。
M:マンニトール:浸透圧膜抵抗性を増加して保存液中の溶血を防ぐ
A:アデニン:ATPの合成を促進して赤血球膜の形態を維持
P:リン酸ナトリウム:ATPや2.3-DPGの材料
濃厚血小板「日赤」PCを振盪保存する理由
血小板代謝による乳酸産生が原因で血漿pHは急激に低下するから。
pHの低下は血小板機能に大きな影響を与え、濃厚血小板を振盪保存することにより、血小板の周りの乳酸は拡散し、また採血バッグを通してガス交換が促進されますので、pHの低下は抑えられます。その結果、血小板の機能は良好に保たれる。
血液製剤まとめ表 臨床検査技師・看護師必見!
丸ごと覚えよう!
種類 | 使用目的 | 保存温度・方法 | 保存期間 |
Ir-WB-LR 照射人全血液-LR | 貧血を改善して末梢循環系へ酸素を供給する | 2~6℃ | 採血後21日 |
Ir-RBC-LR 照射赤血球濃厚液-LR | 貧血を改善して末梢循環系へ酸素を供給する | 2~6℃ | 採血後21日 |
Ir-WRC-LR 照射洗浄赤血球-LR | 貧血を改善して末梢循環系へ酸素を供給する 血漿成分による非溶血性副作用の防止 | 2~6℃ | 製造後48時間 |
Ir-FTRC-LR 照射解凍赤血球-LR | 貧血を改善して末梢循環系へ酸素を供給する まれな血液型の場合 | 2~6℃ | 製造後4日間 |
Ir-BET-LR 照射合成血-LR | 貧血を改善して末梢循環系へ酸素を供給する ABO血液型不適合による新生児溶血性疾患 | 2~6℃ | 製造後48時間 |
FFP 新鮮凍結血漿 | 複数の凝固因子の不足による出血傾向の改善 | -20℃以下 | 採血後1年間 |
Ir-PC 照射濃厚血小板 | 血小板補充による止血、または出血の予防 | 20~24℃ & 振盪保存 | 採血後4日 |
Ir-PC-HLA 照射濃厚血小板HLA | 血小板補充による止血、または出血の予防 血小板輸血不応患者で、HLA抗体を有する場合 | 20~24℃ & 振盪保存 | 採血後4日 |
20%アルブミン製剤 | 循環血漿量の維持 | 凍結を避けて 室温 | 国家検定合格の日から2年間 |
血液製剤凝固因子製剤 | 血友病などの患者に使用 血友病A・・・第8因子 B・・・第9因子 | 凍結を避けて 30℃以下 | 国家検定合格の日から2年6ケ月 |
免疫グロブリン製剤 | 低・無γ-グロブリン血症の患者 | 凍結を避けて 10℃以下 | 国家検定合格の日から2年間 |
方法 | 目的 | 製造種 | |
初流血除去 | 最初の25mlを除去する | 皮膚片・皮膚常在菌の除去 | すべて |
貯留保管 | FFPを6か月以上貯留保管 | 貯留保管中に感染リスクのある製剤を除外する | FFP |
放射線照射 | 15Gy以上50Gy以下の放射線照射 | 輸血後GVHDの予防 | FFP以外 FFPは凍結保存でリンパ球壊れる |
保存前白血球除去 | フィルターを通して白血球を減少させる | 白血球による輸血副作用低減(発熱・TRALI)など HLA抗体産生予防 CMV感染低減 | すべて |
NAT検査 (核酸増幅検査) | HBV・HCV・HIVを調べる 感染してから検査陽性までになる期間が短くてすむ。〈ウインドウ期〉 | すべて |
勉強ばかりしているアナタへ!
ふくらはぎの筋肉の衰えやダイエットを気にしているけど、勉強しないといけないから運動できていないという問題を解決!
ながらダイエットできるこちらの商品はらくちんで重宝します♪
|
|