レスリング敗者復活戦のルールは?オリンピックで銅メダル2人の理由!

 

レスリングのルールについて解説しています。敗者復活戦や銅メダルが2人いる理由なども解説!

レスリングの敗者復活戦の仕組み

レスリングや柔道では敗者復活戦があるトーナメント方式を採用している理由

レスリングと柔道の敗者復活戦の違い

がわかります。

Contents

レスリング敗者復活戦のルールとは?

東京オリンピックのレスリングでは敗者復活戦のあるトーナメント方式を採用しています。

男女18階級に16人ずつ出場し敗者復活戦を行います。

敗者復活戦に出る資格があるのは、

決勝まで進んだ相手と対戦して負けた選手。

 

敗者復活戦に出れるかどうかは決勝に進む2人が決定しないと誰が敗者復活戦にいけるか分からないということです。

勝ったら、負けた選手のためにも自分が決勝までいければ敗者復活戦に出してあげれるんですね。

 

 

レスリング銅メダル2人の理由

レスリングも柔道も「ダブルレペチャージ方式」というトーナメントを採用しています。

*柔道とレスレングでは若干の違いがあります。

敗者復活戦では決勝にいく国に1回戦で負けた国と2回戦で負けた国と戦い、勝った方が3位決定戦に出場できます。

3位決定戦は準決勝にいった国VS敗者復活戦で勝った国の勝者が3位になります。

同じブロックがもう一つあるので銅メダル(3位)も2人になります。

 

レスリング敗者復活戦のルールは柔道と何が違うの?

同じく「ダブルレペチャージ方式」を採用していますが、柔道とレスリングでは若干の違いがあります。

レスリングの場合1回戦で負けてしまっても1回戦で相手になった選手が決勝に進んだ場合には、1回戦敗退した選手には敗者復活戦に出る資格があります。

しかし、柔道の場合敗者復活戦にでるためには準々決勝まで勝っていないといけません。

1回戦で負けたらそれまでということです。

レスリングの方が救済措置の範囲が広いのはなぜでしょうか?

柔道ではロンドンオリンピックから世界ランキングに応じてシード制が導入されました。

そのため、1回戦からメダル候補がぶつかるということがなくなりました。

そうすると、1回戦から敗者復活戦をする理由がないので準々決勝まで進んだ選手に敗者復活戦の救済措置ができました。

レスリングや柔道に敗者復活戦がある理由

他の競技には柔道やレスリングのように敗者復活戦はありません。

なぜ、敗者復活戦が柔道やレスリングにはあるのでしょうか?

同じ様に敗者復活戦をしないか、みんな敗者復活戦をするようにしたらいいんじゃないの?と疑問でした。

なぜ敗者復活戦を導入しているのかは柔道やレスリングの格闘技ではダメージが大きい事が理由に挙げられます。

 

誰が1番なのか決めようとおもったら総当たり戦をするのが最も適した方法でしょう。

しかし、そうなれば試合数も多く、時間がかかります。

そして何より格闘技ですから体へのダメージが大きく、総当たり戦をするのは現実的ではありません。

なので、レスリングや柔道は順位を決めるのにトーナメント方式を取り入れ比較的簡単に順位を決めれるようにしています。

そうなると、メダルを獲得できる程の実力者どうしが早々に当たってしまうとどちらかが負けてしまします。

そうなった場合の救済措置として敗者復活戦が設けられました。

運の悪かった選手も敗者復活戦という仕組みで救済することができるというルールが柔道やレスリングにはあります。

 

レスリングの勝敗のつけ方は?レスリングのルール解説

レスリングをするときは選手は「シングレット」という特別なユニフォームを着用します。

よくテレビでみる水着のような密着したスーツです。色は赤と青と決められており、組み合わせの時の抽選番号が小さい方が赤色大きい方が青色を着用します。

シングレットの背中に国名、氏名を記載することも決まっています。

そして試合中はレスリングシューズを履かなければなりません。裸足NGです。

レスリングには試合の時に「ハンカチ」を持っておくという謎ルールがあります。

これは試合中に出血した時にすぐふけるようにするためだそうです。

そのため、選手はユニフォームの中にハンカチを入れており、審判にハンカチを見せないと試合を始められないのです。

 

レスリングの2つのスタイルとは?

①グレコローマンスタオル

②フリースタイル

があり、男子は両方のスタイル、女子はフリースタイルのみの競技が行われています。

この2つのスタイルの違いは、

グレコローマンスタオル:腰から下の攻撃と防御は禁止(上半身のみ)

フリースタイル:全身を攻撃と防御に使える

フリースタイルのほうがメジャーかも知れませんね。タックルで相手のバランスを崩して投げ技やフォールにつなげます。

 

レスリングの勝敗のつけ方は?

レスリングでは先に2ピリオドをとった方が勝ちです。

フォール(相手の両肩をマットに1秒間つける)ができればピリオドをとれます。

しかし、フォールを決めるのは難しく、時間内に決まらないことが多いのでその場合はそれぞれの合計得点で決められます。

3点:背中から投げる、倒したりする

2点:寝技で90度以上仰向けにさせることなど

詳しく採点基準が決められており、反則や消極的な技に「コーション」という警告が与えられます。

試合中に「コーション」3回で失格となり負けになります。

また、テクニカルフォールというものがあり、グレコローマンスタオルでは8点差、フリースタイルでは10点差になると勝敗が決まります。

時間以内にテクニカルフォールまで行かなかった場合、得点が多い選手がピリオドをとれます。

 

>>>日本レスリング協会公式サイト

まとめ

レスリング敗者復活戦のルールは?オリンピックで銅メダル2人の理由!についてまとまました。

レスリングや柔道では敗者復活戦が導入されており、運の悪い選手も救済できるようになっていました。

ちなみに、同じ格闘技のテコンドーや自転車競技も敗者復活戦があるものもありますよ。

レスリングの敗者復活戦ではたとえ1回戦で早々に敗退しても相手が決勝まで行く実力者だったら敗者復活戦に挑むことができます。

柔道では同じく敗者復活戦も導入されていますが、柔道の場合は自分も準々決勝まで勝ち進んでいないと敗者復活戦に挑むことはできないという違いがありました。

競技によってルールやトーナメント方式が違いますが現在決められたルールで行われています。

もしかしたら、今後ルールの改変などもあるかも知れませんね。