通称「エルレ」の略称で、インディーズ界で多くのファンを抱えている日本のロックバンド「エルレガーデン」。バンド名だけでも知っている人もいるのではないでしょうか。そんなエルレガーデンですが、2022年には結成24年で初のメジャーデビューとなり話題になりました。今回この記事では、エルレガーデンについて解説していきます。
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エルレガーデンって何がすごいの?
エルレガーデンが凄いと言われるのは、当時日本のロック音楽の業界へ多くの影響を与えたバンドだからです。凄いと言われる理由を紹介します。
洋楽っぽいサウンド
エルレガーデンが結成したのは1998年。洋楽っぽいロックサウンドと、ボーカル細美武士の感情豊かな歌声や卓越した英語力で人気となりました。スピード感やエネルギーに満ちたカッコいいサウンドだけでなく、人々に寄り添うような歌詞のバラード曲も提供。2006年11月発売のアルバム「ELEVEN FIRE CRACKERS」では、インディーズながらもオリコンチャート1位を獲得しています。
長年愛される楽曲を提供
エルレガーデンは日本語と英語の歌詞を使い分け、長年愛される楽曲を提供しています。2022年に放送されたNONIOのCMでは20年以上前にリリースした楽曲「風の日」が起用され話題になりました。
多くのアーティストがカバー
エルレガーデンの楽曲は多くのアーティストがカバーしており、アーティストからも愛されているバンドです。2023年にはエルレガーデンに影響を受けた7組のアーティストがカバーしているアルバム「ELLEGARDEN TRIBUTE」をリリース。参加アーティストが選曲や楽曲アレンジを手掛けたバンド愛がこもったアルバムです。このアルバムに出演しているアーティストと楽曲は以下の通りです。
- Vaundy:Missing
- My Hair is Bad:金星
- BiSH:ジターバグ
- マカロニえんぴつ:高架線
- 山本彩:風の日
- BLUE ENCOUNT:The Autumn Song
- Saucy Dog:虹
エルレガーデンは休止していたの?復活は何年ぶり?
エルレガーデンは2008年より活動休止していました。休止理由は「作品制作においてメンバー間でのモチベーションの差」と明かしています。長らく休止していたエルレガーデンは、10年振りとなる2018年5月に復活することを発表。新木場Studio Coast、仙台PIT、ZOZOマリンスタジアムの3公演が行われるライブツアーが発表され、大きな話題となりました。10年間活動の無かったエルレガーデンでしたが、それでもライブ会場を埋め尽くしていることから、復活を待ちわびた多くのファンがいたことがわかります。
エルレガーデンのエピソードを紹介
エルレガーデンの伝説エピソードを紹介します。
大晦日に結成
エルレガーデンが結成したのは、1998年の大晦日。0時になったと同時にバンド結成しています。バンド名は、12月31日に開催されるチケットを印刷しながら考えていたそうです。バンド名の由来は、辞典をめくっていた際に「ELLE」という単語に知的な響きを、「GARDEN」という単語に馬鹿馬鹿しさを感じて、これらを組み合わせたと明かしています。
テレビ番組に出演していなかった
エルレガーデンは、結成してから2022年まで、一度も地上波テレビ番組に出演していません。テレビ番組に出演しない理由として、そもそもインディーズのアーティストが音楽番組に呼ばれることが少ないという理由もありますが、ボーカルの細美がテレビ嫌いだからという理由も言われています。初めてテレビ出演したのはNHKの「ELLEGARDENスペシャル」。多くのアーティストがエルレガーデンをインタビューし魅力紐解いていく番組です。
まとめ
今回は、エルレガーデンのすごい所やエピソードについて解説しました。スマートフォンが普及する前からライブや雑誌で多くのファンを獲得したエルレガーデン。2022年メジャーデビューし、今後も積極的にライブ活動していく予定です。興味のある方は、この機会にエルレガーデンの楽曲を聞いてみてはいかがでしょうか。