『痔』になってしまったそこのあなた!
お尻なんて自分で普段見るものではないですからどうなっているのかわからないものです。
症状が出てきてからもしかしてと思って鏡などで確認するのでは?
いざ、痔になってもなかなか人にはいえないです。
そこで何とか自力で市販薬を使って直せないものかと試すと思います。
痔を患っている患者さんのうち6割くらいはいぼ痔だそうです。
今回はいぼ痔について調べてまとめてみました。
まずはいぼ痔のことを知ってから自分の普段の生活が『痔』を育てていないかチェックしてもらい、少しでもはやくいぼ痔が治癒する事を願っています。
Contents
いぼ痔とは?
いぼ痔とは痔核とも言います。肛門の疾患で頻度の高い疾患です。
肛門の上部にできるものを内痔核。下部にできるものを外痔核といいます。
もっと詳しく言うと、
内痔核は歯状線より上の直腸の粘膜部分で発生するもの。
外痔核は下にある肛門の皮膚部分で発生するもの。
いぼ痔の種類と原因
内痔核は歯状線より上の直腸の粘膜部分で発生するもの。
主に手術の対象になるのがこの内痔核です。
原因としては、便秘などで無理に力を入れていきみによって腹圧が高くなり肛門へ負担がかかること。
長時間の座りっぱなしを続けることによってお尻に血行障害が起き発生する痔です。
この2つが原因として多いのではないでしょうか?
デスクワークのあなた!気を付けましょう!!
朝、便が出ないと1日憂鬱になります。しっかり出したいからトイレで頑張ってしまい結果、いぼ痔へとつながるのです。
その他の原因
アルコールなど(湖沼、からし、わさび等)の過度の摂取
妊娠、出産時
重いものを運ぶときのいきみ
スポーツなどでのいきみ
内痔核は細い血管が集まって『こぶ状』になったもので、
内痔静脈叢といいます。
肛門の周りにある弾力性に優れた組織があり、そのおかげで便の汁やガス(おなら)が出るのを防いでくれています。
“いきむ“ことでこの組織が腫れていぼ痔になるのです。
外痔核は歯状線より下の部分の肛門の皮膚部分で発生するもの。
強い痛みが生じ、指で触ることができるのがこの外痔核です。
原因などは内痔核と同じで“いきみ”です。
いきみなどで生じる肛門皮下にできた血栓や血種のことです。
皮膚部分にできるために痛みを感じます。普通は1つだけできますが、人によっては2個や3個できている人もいます。
また、血栓部分の静脈に静脈炎を併発すると激痛になります。
いぼ痔の症状
内痔核の場合、初期段階で痛みを感じることはないようです。主に出血によって気づく方が多いです。
健康診断などで便潜血の検査で血液反応が出て大腸カメラをすると痔だった!という経験がある方もいるかもしれません。
痛みはないですが、内痔核がどんどん育ててしまうと出血量が増え、痛みも生じてきます。
排便時にイボが出てくる『脱肛』という状態になります。
内痔核に病状の進行は「Goligherの分類」で分類されます。
第1度
出血するが脱出しない
第2度
脱出するが自然に戻る
第3度
脱出するが押すと入る
第4度
押しても還納できない
外痔核の場合、痛みが伴って指でイボが触れます。出血は少ないですが、時に血栓性の静脈炎を併発すると激痛になります。
いぼ痔の予防・改善方法
なってしまう前にいぼ痔を予防する習慣はないか調べてみました。
長時間座るなといったもののそういう仕事なら仕方ないです。
では、日頃から予防を取り組むことで少しでも『痔』に悩まずに済むように心がけましょう!
食生活の改善
ちゃんと朝ご飯を食べていますか?
食物繊維の摂取量が現代の日本人は少なく、1日20~25g程の摂取が理想的です。
バランスよく食事をとることで排便をスムーズにできるようになります。
また、パンをライ麦パンや全粒粉パンなどに変えるとより食物繊維が多いです。
牛乳を飲むと、腸を刺激して便が出やすくなります。
私は朝、コーヒーに牛乳を入れて飲むと、トイレに駆け込みます。結構私には牛乳で排便というのはあっているようです。
お風呂で十分温まる
全身の血流改善をすると便通にも◎
お尻をきれいに保つようにしましょう。
ドーナツクッションで負担を減らす
肛門に重さがかからないようになっているクッションです。一度は町で見たことがあるのではないでしょうか?
私も使っていますが、ずーっと使ってくるとどのクッションでもそうですが、ヘタレてきて最初の感動がなくなってくるのである程度潰れたら新しいものに変えています。
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いぼ痔の市販薬
『痔』といえば、ボラギノールではないでしょうか!CMでよく聞きますよね。
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そこで、病院に行きたくない人のために市販薬がどこまで有効なのか調べてみました。
痔がセルフで治るのは非常に軽い場合です。切れ痔もある程度薬で治せるでしょう。
なかなか治らない場合やある程度病状が進んでいる場合は病院へ行きましょう。
使い方
まずは、薬を使う前に肛門付近を清潔にします。
ボラギノールA注入軟膏
成分
プレドニゾロン酢酸エステル:1mg
ステロイドで患部の出血・腫れ、痒みを抑える
リドカイン:60mg
鎮痛剤で痛みと痒みを鎮める
アラントイン:20mg
肌荒れ防止・再生を助ける
ビタミンE酢酸エステル(トコフェロール酢酸エステル):50mg
血流改善
※添加物:白色ワセリン、中鎖脂肪酸トリグリセリド、モノステアリン酸グリセリン
少し慣れるまで難しいかもしれません。薬を少し出しておいてから肛門に入れると良いでしょう。
病院へはどういう場合に行くべき?
気になる場合は早めに病院へ行くのがよいでしょう。
出血があって気づいた場合、多くは痔の可能性ですが、中には大腸がんというケースもあります。(もしくはポリープ)
病院で大腸カメラをしてもらったほうがよいでしょう。
症状が治らない場合や悪化する場合は恥ずかしさもあるでしょうが、医者に診てみらって手術など検討したほうがよいでしょう。
病院へ受診する場合は、『肛門科』へ行きましょう。
もしくは内科や消化器科ですね。
ホームページなどで調べてそこの病院に何科があるかみたり、症例などで痔があるところを行ってみるといいでしょう。
まとめ
痔について調べてみました。
手術のイメージが強いですが、保存療法もあるのでひどくならないうちに病院へ行って保存療法で済むうちに直しましょう。
人には言えない部分なので不安でしょうが頑張ってまずは生活習慣を直しましょう。
大腸がんはだんだん増加傾向にあるので、受けれるものなら便潜血検査(市のクーポンがある。年齢による)を受けましょう。
また、自分の健康管理のために大腸カメラを受けてみるのもよいでしょう。
早く治りますように。
ありがとうございました。