今月、日米同時公開された『ブラックパンサー:ワカンダ フォーエバー』。前作が鮮烈な印象を残した作品だけに、続編への期待と不安は世界中のファンが感じていたのではないでしょうか。
この記事では、前作『ブラックパンサー』とキャストについて基本的なおさらいと、ブラックパンサー2となる『ブラックパンサー:ワカンダ フォーエバー』の注目キャストについてまとめていこうと思います!
Contents
『ブラックパンサー』とは
2018年に公開された『ブラックパンサー』は、「マーベル・コミック」の作品に登場するスーパーヒーローを題材にした映画です。
主流のコミック作品には珍しく、主人公はアフリカ系の黒人ヒーローです。この作品は、アフリカ系アメリカ人にとって普遍的問題となっている差別や暴力に対する、黒人社会や文化への尊敬と共感にあふれている作品として、黒人社会だけでなく、非白人社会へも影響を与えました。更には、映画業界に根深くあった白人主役主義を根底から覆した作品でもあります。
そんなテーマ性のある作品『ブラックパンサー』は、ヒーロー映画としては前代未聞のアカデミー賞作品賞を含む、7部門にノミネートされました。そして、作曲・美術・衣装デザインの3部門を受賞という三冠を成し遂げた作品であり、全米歴代6位、全世界では歴代14位という大ヒットを記録しました。
ブラックパンサー 俳優・チャドウィック・ポーズマン
この映画で主人公を演じた「チャドウィック・ポーズマン」は、『ブラックパンサー2』の撮影のクランクインを前にした2020年8月に43歳という若さでこの世を去りました。
遺族によると、2016年にステージ3の大腸がんと診断されて以降、チャドウィックは4年にわたり闘病を続けながら、映画出演をこなしていたそうです。闘病については、チャドウィックは一切口外をしなかったといいます。
『ブラックパンサー2』の撮影に希望を見いだしながらも、志半ばで亡くなったチャドウィック・ポーズマン。続編のブラックパンサー 俳優が誰になるのか、注目が集まらないはずがありませんね。
続編『ブラックパンサー:ワカンダ フォーエバー』
今作は、主演を予定していたチャドウィック・ボーズマンが逝去したことで、予定されていた物語から大きく変更されたそうです。新たに書き直された今作のストーリーでは、ティ・チャラの死を乗り越え、ワカンダのヒーローたちがどのような成長を見せてくれるのかが主な焦点となっています。
ストーリー
国王であるティ・チャラが亡くなり、王座に座っているのはティ・チャラの母であり、先代王 ティ・チャカの妻でもある、ラモンダ。ラモンダやワカンダの人々は、ティ・チャラを失った悲しみをどうにか乗り越え、力強く歩んで行こうとしています。
そんな大きな岐路に立たされているワカンダに迫る新たな影。新たに登場する海に住む部族とワカンダの関係とは、敵か味方か。そして、ティ・チャラの妹でワカンダの技術開発の責任者でもあるシュリと親しく接するアイアン・ハートを作る少女が新たに登場。彼女すらもこれから先、敵になるのか味方になるのか目が離せない物語の行方はいったい・・・?そしてティ・チャラの遺志を継ぎ、次のブラックパンサーとなるのは一体誰なのか?
『ブラックパンサー』続編の注目のキャスト
シュリ(レティーシャ・ライト)
今は亡き国王ティ・チャラの妹であり、好奇心旺盛な化学者でありブラックスーツの開発者でもあります。ヴィブラニウムを研究し最先端のテクノロジーを使った数々のアイテムも創り出し国の発展に貢献しています。今作では間違いなく注目のキャストでしょう。ブラックパンサーである可能性も!?
ワカンダの王女・シュリを演じるのは、レティーシャ・ライトです。
ネイモア(テノッチ・ウエルタ)
ワカンダの新たな脅威として登場する、ネイモア。マーベル・コミックでは、最古参の一人として描かれており、水棲人類の王国アトランティスの王女と、アメリカ砕氷船の船長の間に生まれたアトランティスの王子という設定ですが、映画では一体どういうバックグラウンドなのかが気になるところですね。
演じるのは、テノッチ・ウエルタです。
リリ・ウィリアムズ(ドミニク・ゾーン)
アイアンマンのアーマースーツに匹敵するアーマーを開発作成する、天才発明家 リリ・ウィリアムズ(アイアンハート)。ガジェット搭載のアーマーに身を包む彼女は、果たしてワカンダの敵なのか、味方なのか?
演じるのは、大抜擢されたドミニク・ゾーンです。
最後に
今は亡きチャドウィックの意志を受け継いだ、新たなるストーリー『ブラックパンサー:ワカンダ フォーエバー』。果たして、ティ・チャラの想いを受け継いでワカンダの危機に立ち向かう、新しいブラックパンサーは誰なのか?マーベル映画史上最高のストーリーの目撃者となってください!