2004年にデビューしたラッパーの晋平太さん。バラエティ番組「フリースタイルダンジョン」で全ステージ制覇を成し遂げるなど、数々のMCバトルで金字塔を打ち立ててきました。日本のラップ界を代表する晋平太さんですが、2023年11月にイベントへの出演辞退を突如として発表。それに伴い「晋平太に何があった?」「病気の原因は?」とファンが騒いでいます。
そこで今回は、晋平太さんの病気の噂を調査しました。
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晋平太さんの病気とは?
晋平太さんは、気持ちの浮き沈みが激しく、躁鬱病(双極性障害)にかかっていました。2020年頃から知らず知らずのうちにストレスを抱え、自分の言動をコントロールすることが難しくなっていたのです。精神科の薬を服用している間は、気持ちが楽になるものの、常にYouTubeを配信しているようなハイテンションの状態が継続。本来の自分とは異なる人格が前面に出てくるため、薬の効果が切れた後に違和感を覚えていたようです。
躁鬱病の影響
自己判断で治療を中断するべきではないのですが、晋平太さんは服薬を止めてしまいました。そこに「KING OF KINGS」などMCバトルへの参加依頼が重なり、2021年の夏頃から体調が悪化。参加したイベントで悪態をついたり、私生活で大切な人との関係を壊したり、正気を失ってトラブルを起こしていました。
躁状態が収束して猛省しながらも、仕事のために気分を高揚させなければならず…。無限の地獄ループにはまってしまい、急激に精神を消耗していました。
治療を決意
もともと真面目な性格の晋平太さん。2022年1月に患っている病気をカミングアウトし、周囲に心配をかけるような行動の数々について謝罪しました。ドラッグに走ってプレッシャーをごまかすラッパーが数多くいる中、誘惑に負けず、病気と向き合う決意を示したのです。
https://twitter.com/kyokutoPORTER/status/1782933484337828072
YouTubeの配信も控え、治療に専念した結果、2022年は大規模なMCバトルに精力的に出場。復活をファンが歓喜しましたが、2023年10月に病状が再燃しました。
生放送中トラブル発生
2023年10月、3チームが集う異色のラップバトル「MC BATTLE『MATSURI』」が開催。晋平太さんはTEAM口喧嘩祭の大将に抜擢され、普段と違う緊張感に苦悩していたのかもしれません。なんと大遅刻した挙句、チームメイトの梵頭さんから「ヤバい」と心配されるほど情緒不安定でした。
https://twitter.com/official_kok/status/1718202634925223938
その様子にTEAM罵倒の大将であるSIMON JAPさんがブチギレ、試合前にもかかわらず大きな騒動に発展。その後、試合が始まりましたが、晋平太さんは目がうつろでした。バトルの最中に着ていたTシャツを自ら破り、半裸でリリックを紡ぐなど、常軌を逸した様相に会場中がどよめきました。
生活を犠牲してバトルに参加
ラッパーは精神的に極限まで追い詰められると言葉を失い、敗戦を受け入れるケースが一般的です。しかし晋平太さんはラップのスタイルが特殊で、窮地に立たされるほど輝きを放っていました。実際、ボロボロの状態になりながら韻をふみ続ける姿に共感しているファンは大勢います。
https://twitter.com/torass598/status/1723366538474852791
けれども極限のゾーンを耐えられる精神力は、並大抵の努力で身につけられるものではありません。嫁や子供といった守るべき家族が居れば、自制できたのかもしれませんが。晋平太さんは断食など生活の中で数えきれない犠牲を重ね、バトルに臨んでいたのです。
無期限の活動休止に突入
くだんのラップバトル以降、晋平太さんは表舞台に現れず、YouTubeを更新していませんでした。しかしながら、一度ステージで浴びた脚光が忘れられず、世間の反応が気になっていたのでしょう。Xでの発信を継続し、2023年11月初旬に意味深なツイートをしました。
https://twitter.com/shinpeita/status/1719872390950514997
モデルガンと思しきものを構えた写真に、物騒なメッセージが綴られており、平静を保っているようには見えません。取り返しのつかない事態になる前に、無期限の活動休止を決めたのではないかと推測できますね。
現在の活動
晋平太さんは、2023年11月に休業を開始し、ヒップホップに関連する全ての事象と距離をとっています。SNSの更新も停止しており、どこでなにをしているのか不明です。旧知の友人である呂布カルマさんは「このままステージに帰ってこないほうが晋平太は幸せ」と独自の見解を述べています。
https://twitter.com/kg_0815/status/1820737444863754506
その一方で再起を望む声は多く、2024年の夏に「晋平太がゾウ天狗という名義でラップバトルに出場する?」という噂が急浮上。人気は衰えていないようです。
まとめ
躁鬱病は、根治が難しい病気です。ひとたび発症したら、悪化しないように上手に付き合うことが大切。晋平太さんは病気をカミングアウトした後、僅かな休みを挟みながら仕事を続けていたため、無理が祟ったのではないでしょうか。とはいえヒップホップに対する思いが揺るぐことはないはずです。再び活躍する日を楽しみにしたいですね。