元妻殺人未遂で逮捕?元プロ棋士橋本崇載とは?奥さんは誰?

2023年7月20日、一つの衝撃的なニュースが入ってきました。その日の午前7時ころ、滋賀県大津市の住宅に侵入し、この家に住む33歳の女性と68歳の男性の頭を鍬で殴りつけて殺害しようとした疑いで一人の男性が逮捕されたというものです。その男性の名前は橋本崇載。かつて羽生善治さんとも対戦した経験のある元プロ棋士です。そして殺害を企てた相手は元妻とその父親でした。棋士として活躍した過去を持ちながら、なぜそのような行動をしてしまったのか、彼のこれまでの経歴や元妻についてまとめました。

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橋本崇載とは

1983年石川県小松市生まれの元将棋棋士です。1994年に奨励会に入会し、2001年に四段に昇格します。2011年度の順位戦でA級昇級、八段への昇段を決めるなど華々しい成績を挙げ、ファンからは「ハッシー」と呼ばれ親しまれていました。その後も活躍を続けるものの、2020年10月から2021年3月まで一身上の都合により休場し、2021年4月に日本将棋連盟に引退届を提出。2022年11月に正式に引退し、惜しまれつつも将棋界から姿を消すことになりました。

パフォーマンスについて

橋本崇載氏といえば、伝統ある将棋界においては珍しい、個性的なパフォーマンスをすることでも有名でした。2004年に開催されたNHK杯テレビ将棋トーナメントでは、金髪パンチパーマと紫色のワイシャツという奇抜な恰好が話題になりました。また、2012年のNHK杯では、対局前対戦相手の羽生善治棋士の印象を聞かれ、「羽生さん? 強いよね。序盤、中盤、終盤、隙がないと思うよ。だけどオイラ負けないよ」「えー駒たっ……駒たちが躍動するオイラの将棋を皆さんに見せたいね」と発言。同じ年のNHK杯で同様の発言をした佐藤紳哉棋士をオマージュするものでしたが、これをきっかけに将棋ファン以外にもその存在を知らしめる出来事になりました。

橋本崇載の元妻とは

元妻がどのような人物なのか、橋本崇載氏とはどのように出会ったのかなどの情報はほとんどありませんでした。分かっているのは、2017年に結婚し、その後一男をもうけたということ。そして2019年に子どもを連れて突如家を出てしまったということも事実のようです。その頃にはすでに夫婦関係は崩壊していたのでしょうか。なぜ出て行ってしまったのかははっきりと明らかにはされていませんが、その直前に夫婦喧嘩をしていたようで、一部では橋本崇載氏のモラハラや浮気などさまざまな噂が立ち上っています。

事件の経緯

事の発端は上述した元妻が子どもを連れて出て行ってしまったことから始まります。これに橋本崇載氏は「連れ去りだ」と激怒し、親権をめぐるトラブルにも発展。2020年ころには体調も悪化し、2021年には遂に離婚調停を進めることに。精神的にも追い詰められた橋本崇載氏は自殺をほのめかす発言もするようになりました。それでも解決には至らず、その後は自身のSNSで二度にわたって元妻への誹謗中傷を書き込み、逮捕されてしまいます。そして今回の事件ではついに、元妻だけでなく、その父親にも手を出してしまったのです。

最後に

かつて、将棋界だけでなく将棋になじみがない層にもその名が知られていた橋本崇載氏。本人としては、一方的に子どもを連れ去った元妻に非があると主張し続けていますが、実際のところはどうなのでしょうか。相手が一般人ということもあるのか、はっきりとしたことまでは公表されていないなかでさまざまな憶測がささやかれていますが、どんな理由があってもSNSでの誹謗中傷や、ましてや暴力はもってのほかです。橋本崇載氏には、しっかりと反省して罪を償ってほしいとともに、今回のトラブルの早期解決を望みます。