1986年よりTBSテレビで放送が始まった「世界ふしぎ発見」。レギュラーとして出演し続けた黒柳徹子さんや司会を務めた草野仁さんを筆頭に、数多くの著名人が番組に訪れては世界各国の歴史や風習をクイズ形式で紹介するバラエティ番組として人気を博しました。土曜日の夜といえば「世界ふしぎ発見」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そんな「世界ふしぎ発見」は何故2023年3月30日限りで番組終了となってしまったのでしょうか。今回はその理由や一度は引退した草野仁さんの心境などを紹介します。
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世界ふしぎ発見とは?
冒頭でも触れたように、「世界ふしぎ発見」は1986年から2024年3月までの約37年半も放送が続いた長寿番組です。日本のみならず、頻繁に海外ロケをおこなっては現地にまつわる不思議な習慣や日本では知られていない歴史などを数多く取り上げるバラエティ番組として多くの方々に愛されていました。まだ海外が遠い世界だった昭和〜平成初期の時代、「世界ふしぎ発見」を通して異国の文化を学んだ方も多かったことでしょう。
黒柳徹子さん、草野仁さんのみならず、和田アキコさんや野々村真さんなどの人気芸能人が多く出演していました。
「世界ふしぎ発見」2024年3月30日に番組終了
37年半の期間にかけて放送され、長寿番組として愛されていた「世界ふしぎ発見」ですが、2024年3月30日の放送を以って番組は終了を迎えました。これまでに放送された回は1702回にわたり、放送時間は4000時間にも及んだと言われています。
ただ、2024年3月30日を最後に「世界ふしぎ発見」のレギュラー放送は終了しましたが、今後は不定期の特番として放送されるとのこと。後継番組としては、お笑い芸人ハライチの澤部さんがMCを務める「いくらかわかる金(かね)?」が2024年4月より放送されています。
世界ふしぎ発見が終了した理由は?
幅広い世代に愛されていた「世界ふしぎ発見」ですが、番組が終了してしまった理由は何だったのでしょうか。番組終了となってしまった理由として、番組の冠スポンサーを務めていた日立が費用対効果を理由にスポンサーを降板してしまったことが挙げられています。
番組放送開始から「世界ふしぎ発見」を支援していた日立ですが番組の特性上、頻繁に海外ロケをおこなっていたこともあり、撮影にはかなりの費用がかかっていたといわれています。円安などの情勢も相まって、残念ながらこれ以上の支援は難しいと判断されてしまったようです。
「世界ふしぎ発見」引退した草野仁のコメントは?
「世界ふしぎ発見」の初回放送から総合司会を務め、2023年に一度は引退するもヒント役として「世界ふしぎ発見」に携わり続けた草野仁さん。「世界ふしぎ発見」の放送終了時に、当初はスポーツ番組の司会をしていたことからバラエティ番組の司会はできないと断っていた過去を明かしていました。
しかし熱意のある説得に折れて、その後37年半も司会を務めたことを「奇跡」とも表現されています。司会を引退後も番組に登場し続けただけに、草野仁さんにとってとても「世界ふしぎ発見」が大事な番組であったことが伺えますね。
まとめ
以上、今回は37年半にもわたって放送された長寿バラエティ番組「世界ふしぎ発見」の放送終了の理由などをお伝えしました。かなり長い期間放送されてきた番組なだけに、放送終了を迎えてとても寂しく思った方も多かったことでしょう。
今後は特番として不定期で放送されることが発表されており、また近いうちに「世界ふしぎ発見」が地上波で放送されるはずです。その将来がすぐに訪れることを信じて、今後の動向にも注目しましょう。